2013年06月01日

地産地消での経済発展

地方分権が一時期しきりと話題になった。グローバル化する中で世界と戦うためには、確固たる地域性や独自性がなければ埋没してしまう。また、地域同士の適度な競争による発展は地方分権を必要とする。
グローバル化の中でも地域性や独自性を維持するためには、生活にまつわる衣食住に関するものは、文化圏の中での生産と消費で賄うことが基本だろう。
かつての覇権国であるオランダが衰退したのは、商業力を裏付ける工業力が足りなかったことが原因である。また、工業が発展するためには、一次産業で国が潤う必要がある。
海外との貿易の完全自由化を危惧する声の中には以上の心配の声もある。
海外において余剰の農産物を輸入することによる危険性は、現代社会には特に大きなものと言える。
衛生上の理由や化学農薬の心配もある。また、世界の人口は増え続けており、貿易自由化により仮に相対的に国力が落ちたら世界市場からの輸入は高コストとなる。
また、農業技術の発達したアメリカ合衆国でさえも水不足や受粉用の蜜蜂が激減するという直近の課題も抱えており余剰の農産物を期待できなくなる怖れもある。
グローバル化とはいえ、すべての障壁を取り除くという思想は、やはり大多数の国民を利することはないはずだ。


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Posted by たまごん at 21:22│Comments(0)天下安寧の誓い
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